「北河版画」/「木版画 仏像と日本の四季と古河の街並」

imgkita18.gif 木版画作品集/仏像・点描写仏



この「仏像」シリーズは、釘の点で作成しました。
グループ仲間で「仏像」が流行っていたので、「仏像」をテーマにしました。

初めて釘で作成した第1作が、中宮寺・菩薩半跏像です。
自分で言うのは何ですが予想外に上出来で、ほのかな微笑みが表現できました。

最近は他で忙しく、なかなか新作が出来ませんが、
趣味は気長でをモットーに少しずつ創作しています。
北河

NO仏像場所制作年 寸法ミリ
1中宮寺・菩薩半跏像(伝如意輪観音) 奈良1993年320x450
2広隆寺・弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒) 京都1993年320x450
3風神・三十三間堂 京都1995年320x450
4雷神・三十三間堂 京都1995年320x450
5あ(阿形)金剛力士立像・東大寺 奈良1996年400x580
6ん(吽形)金剛力士立像・東大寺 奈良1996年400x580
7伝月光菩薩立像・東大寺法華堂 奈良1999年320x450
8伝日光菩薩立像・東大寺法華堂 京都2006年320x450
9永観堂・みかえり阿弥陀T 奈良2010年280x400
10永観堂・みかえり阿弥陀U 奈良2010年280x400
11伎芸天立像・秋篠寺 京都予定280x400
12阿弥陀如来坐像・平等院鳳凰堂 京都予定280x400


みかえり阿弥陀

仏像木版画 みかえり阿弥陀T

永観堂・みかえり阿弥陀T
2010年 280x400
お顔と両手をメインに表現しました。
背景はもみじの永観堂なので、もみじを表現しました。


永観堂ものがたり

「なみあみだぶつ」、「なみあみだぶつ」
永保二年二月十五日。その日も永観は阿弥陀堂で念仏行道をしていた。
夜を徹した行ももうそろそろ終わりだが、夜明けにはまだ少しある。
凍りついた堂内では、時おり、蝋燭(ろうそく)のほかげが永観の姿を映しだしていた。
ふと何かの気配。思わず息をのむ。
壇から降りて前を歩かれているのは、ご本尊の阿弥陀如来。
すっと首を左にひねって永観を見られた。
−−−永観、遅し


合掌(がっしょう)

仏像木版画 月光菩薩・東大寺法華堂
仏像木版画 日光菩薩・東大寺法華堂
























月光菩薩・東大寺法華堂
2001年 320x450
日光菩薩・東大寺法華堂
2006年 320x450




(伝)日光・月光菩薩 東大寺法華堂(三月堂)
指先まで緊張感がありながら、優しく合掌する手は、永遠の祈りを象徴する。
端正な顔立ちで合掌し、透徹した美しさで人を魅了して止まない。




思惟(しゆい)

仏像木版画 中宮寺・菩薩半跏像(伝如意輪観音)
仏像木版画 広隆寺・弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)





















中宮寺・菩薩半跏像(伝如意輪観音)
1993年 320x450
広隆寺・弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)
1993年 320x450




中宮寺・菩薩半跏像 :
 かすかに微笑みながら思惟する姿は気品に満ちている。  漆塗りの黒色に光っていて、このぬれたような黒さが、 この像の魅力的な美しさとなっているが、制作当初は美しい色あざやかな色彩像であった。

広隆寺・弥勒菩薩半跏像 :
  ドイツの哲学者ヤスパースも絶賛。静かな微笑みをたたえ、 永遠に思惟する。 その全身すべてが美しい。
その中で最も美しい個所は右手の指先に秘められている。  右ほおに軽く触れようとしているのびのびとした中指の先、
そして軽く折り曲げた薬指の美しさは、私たち人間へ永遠に語りかけられる。  人気NO1

中宮寺・菩薩半跏像はクギの点で制作する作品の、記念すべき第一作品です。
試行錯誤しながら2週間ぐらいで完成しました。 口元の微笑みは我ながら自画自賛しています(笑)
これは腕と言うより、偶然性の方が強く、同じ作品は出来ないだろう。



風神雷神

仏像木版画 風神
仏像木版画 雷神




















風神・三十三間堂
1995年 320x450
雷神・三十三間堂
1995年 320x450




風神雷神は二十八部衆とともに十一面千手観音に従い、この観音とその信者を守り助ける役目を果たしている。
十一面千手観音に随従するのは、この観音が天候や雨水を支配するという信仰によるものと考えられる。
風神は天上を飛び回り、背中にしょった風袋の口を開いて下界に大風を送る。

風神は緑色に塗られた青鬼です。 太い手の指は四本ずつ、足の指は二本でぜい肉が無く力に溢れている。
雷神は八個の太鼓をばちで打ち鳴らし、雷鳴を地上に響かせる。
雷神の方は赤鬼です。ばちを握りしめる手の指は三本、足の指は二本。

風神雷神の背景に強風と稲光を入れてみました 単純な発想(笑)
力強い足の筋肉の盛り上がりがうまく表現され、岩座の上の雲形は点で表現するにはピッタリでした。



阿吽(あうん)

仏像木版画 金剛力士立像・東大寺
仏像木版画 金剛力士立像・東大寺

























あ(阿形)金剛力士立像・東大寺
1996年 400x580
ん(吽形)金剛力士立像・東大寺
1996年 400x580




仁王は、本来は一つである神格の分身で、口を開いた阿形と、口を閉じた吽形に表す。
普通、本尊から外に向かって左に阿形像、右に吽形像を置くが、東大寺は逆になっている。

阿は口を開いて発音する最初の音、吽は口を閉じて発する最後の音、つまり万物の始まりと終わりを象徴するものとされる。
また「阿吽の呼吸」といって、相手と息が合い、うまくいく意味に使う。

版画のサイズは一回り大きい全紙サイズで彫ってみた。点の打ちごたいがあった。
  点打ちも、慣れてくるとクギの運びは筆の動きに近くなってくる。 自信過剰?(笑)
金剛力士は筋肉の盛り上がりが強調されているので、点打ちは最適の表現方法だ。

j_butuz



サイトマップへ Mback.gif   Mhome.gif   Mnext.gif 日本の四季/富士へ