「北河版画」/「木版画・仏像と日本の四季と古河の街並」
木版画作品集/ザ・宇宙
この「ザ・宇宙」シリーズは、宇宙の神秘を創造性豊かに表現しました。
誰も見たことがない世界をインスピレーションで描くのは楽しいものです。
宇宙は木版画独自の白黒の世界を表現するには最適です。
NO | ザ・宇宙 | 制作年 | 寸法(mm) |
---|
1 | ビッグバンT |
1995年 | 320x450 |
2 | ビッグバンU |
1999年 | 400x580 |
3 | ブラックホールT |
2001年 | 320x450 |
4 | ホワイトホールT |
2001年 | 320x450 |
5 | ブラックホールU |
2003年 | 320x450 |
6 | ホワイトホールU |
2003年 | 320x450 |
7 | ブラックホールV(銀河の旋律A) |
2006年 | 400x580 |
8 | ホワイトホールV(銀河の旋律B) |
2006年 | 400x580 |
9 | パルサー |
予定 | |
10 | クェーサー |
予定 | |
11 | ダークマター |
予定 | |
12 | アンドロメダ大星雲 |
予定 | |
ブラックホール/ホワイトホール
ブラックホール
アインシュタインの一般相対性理論はブラックホールを予言した。
近年、白鳥座X−1、銀河系の中心にブラックホールが存在するのではと期待されている。
時空そのものが変化することによって初めて存在できる物体。何もかも吸い込み、光ですら外に出てこられない天体
質量が大きく、ものすごい重力をもっている。
ホワイトホール
アインシュタインの一般相対性理論によるとブラックホールと正反対の性質を持った
ホワイトホールというものが存在する可能性あると言われている。
だが、現在ではまだまだSF小説での話である。
ブラックホールがあらゆるものを吸い込むのに対して、ホワイトホールはあらゆるものを吐き出す天体である。
簡単に言えば、台所の換気扇である。台所側がブラックホールならば、外側がホワイトホールである。
換気扇の羽根がワームホールである。(2つを結びつける時空のトンネル−タイムマシンの原点)
SF小説では、ホワイトホールの宇宙には左右逆の銀河系があり地球もある
その地球には現在とまったく同じ人間が存在している。
そう!あなたと同じ人がいるのです。ただし左利きです。
ブラックホールV(銀河の旋律A) |
2006年 400x580 |
ホワイトホールV(銀河の旋律B) |
2006年 400x580 |
ブラックホール
惑星、銀河系が吸い込まれ、吸い込まれる衝撃で中心部からジェットが発生している。
天体の時空が歪み、光が曲がっていき、吸い込まれた先にはブラックホールの中心部が見える
ホワイトホール
ブラックホールの中心部からワームホールで結合されてホワイトホールの中心部に至る
。
中心部からジェットが放出され、惑星、銀河系が生まれている。
ブラックホールの裏返しの世界がホワイトホールの世界なので、下絵の原画を逆にして彫れば面白いと
自分ながらグッドアイデアと思ったが、あとで気がついたが、すでに版画の技法にあった(笑)
宇宙の仮説と版画の技法が見事に一致したこの作品は、世界初の画期的な作品である(爆)
二つの作品は基本構図は同じだが、構図を逆にして、彫り方を変えただけで、まったく別の作品になる。
これも木版画の魅力の一つだろう。
ビッグバン
宇宙は、高温、高密度の素粒子のスープから始まった。
そして膨張し、その膨張は今でも続いている。
膨張の結果、温度と密度が下がり、素粒子から原子がつくられた。
さらに、それらの原子が集まって銀河になり星になり、現在の宇宙ができあがった。
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