システム開発ヒント集

 

実際に行ったシステム開発の経験からヒント集を書いてみました。

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ヒント集
システムとは システム開発のポイント
業務別システム開発のポイント 工場現場改善のポイント
システム設計書   
 
よくある質問 質問内容
システムとは
システムとは、システム化とは
システム開発の成功とは
 
システム開発のポイント
現状調査のポイント
スケジュール管理のポイント
外注管理のポイント
システムの立案改善ポイント
 
業務別システム開発のポイント
生産管理システムのポイント
マトリックス最適化生産計画とは
MRPシステムのポイント
MRP-Xとは
販売管理システムのポイント
原価管理システムのポイント
人事管理システムのポイント
 
工場現場改善のポイント
現場改善のポイント
 
システム設計書
システム設計の帳票
仕様書ワードにパソコン画像を貼り付ける
帳票をスキャナーで読込んで仕様書ワードに画像を貼り付ける
 



 
■ システムとは


 システムとは、システム化とは
   
システムとは
誰にでも、効率的に、継続的に、結果がでる仕組み

システム化とは
その仕組みを構築すること
コンピータのシステム化
コンピータを利用してその仕組みを構築すること

一口に言えば、誰でもできるようにする事!!


 システム開発の成功とは
   
●Quality:ユーザーが求める機能を満足できる品質
●Cost:予算内で収める
●Delivery:決められた期日までに稼動させる

  Quality  これが一番大切
  Cost   若干オーバーする時もあるかな?
  Delivery 最後の一週間でなぜかバタバタと片付く。不思議な世界だ。



 
■ システム開発のポイント


 現状調査のポイント

●現状調査は生データを見よ 加工した帳票は見るな!

●コピーの裏紙は宝の山
 使いふるしたデータにヒントが隠れている。

●グチを聞け
 改善点はありませんかと聞いてはいけない
 不満点、グチから改善点が生まれる

●ユーザーの質問は2回聞け  
  同じ内容を違う聞き方で聞け 
  違う聞き方ができる能力を身に付けよ
  たとえば、
  このAデータを使って処理していいですね
    ユーザー:ハイ問題ありません
  この帳票はAデータからでているので同じ結果になりますけどいいですね
    ユーザー:エッ!それは困ります
  よくある会話です。

●質問の聞き方
 業務のノウハウが個人レベルに蓄積されていませんか
 個人の業務知識に依存している部分が多くありませんか
 転記作業が多くありませんか

●出荷関連質問の聞き方
 顧客の要求する品質のロットを選び出すのに苦労はありませんか
 グレートだけで出荷指示ができませんか
 営業との連絡は円滑ですか
 ロット指定の指示が多くて

●現場の人を怒らすな
 現場の人を味方につけよ

●システム開発ではユーザーはほとんど理解していないと思え!



 スケジュール管理のポイント

●スケジュールは日別で立案する。
 縦軸:作業項目、横軸:日別
 休日、残業を加味したスケジュールは組まない事。
 作業項目をハッキリしておく事
 重複日程は組まない 一日に何本でも線が引いてあるスケジュールを良く見かける

●スケジュールチェックは週一回、月一回など決められた日に行う。
 月間で見た場合、中旬まで未完成だったが月末になるとバタバタと完了になってしまう不思議な現象が起きる。残業を予定しているか?

●スケジュール管理は他人を信じてはいけない。
  自分で確認せよ
  スケジュールは予定通りか−−>はい予定です   これはダメ
  どんなテストをしたか、テストデータは何件ぐらいあったか 具体的に聞くこと



 外注管理のポイント
●外注の担当が偉すぎてもいけない
  あまり偉い人だと留守がちになる 実務担当者を捜せ

●孫受けの孫受けは要注意
  責任が明確でない

●常にスケジュールの確認をすること
 相手はスケジュールを明確にしたがらない時がある。

●スケジュールの遅れは金額換算せよ
 スケジュール遅れは謝れば何とかなると思っている場合が多いので、金額保証をさせる
 たとえば1日遅れで一万円とする。(金額はその時のシステムの規模、環境により異なる)
 金額を出すことによって相手もマジになる
 もっとも、仕様変更依頼もシビアになるが

●中国人と仕事をする時は意志の疎通をハッキリする事
 説明をして、相手がうなずいているからわかったものだと判断してはいけない。
 中国人には阿吽の呼吸は通じない。
 必ず相手と会話をして確認する事。 実際にたいへん苦労した。
 


 システムの立案改善ポイント

●システムの流れは、1回転で考えよ。
 途中で切れたシステムは失敗する。
  製造から出荷まで
  出荷から入金まで

 作業の流れを直線にする。

●手作業入力を廃止又は改善せよ。
  システムで作成できないか?
  入力工数削減

●作業リードタイムの短縮
  転記作業削減

●なぜ必要か、やめられないかを考えよ。
 他と一緒にできないか?
 この帳票は必要ですか?何故必要ですか?

●代替案は必ずある
 悩んだ時は基本に戻れ
 上でダメなら、下を見る、左でダメなら、右を見る。



 
■ 業務別システム開発のポイント


 生産管理システムのポイント
●生産管理のポイント
 顧客サービスの向上
  すなわち品切れを起こさない。-->計画変更となる
  予測は当たらないのが当然で、計画変更が多発する。
  計画変更の多発に対処するには、システムで気軽に生産計画変更処理を回せるようにシステムを組めば良い。
  当然、処理日から何日以上の計画固定期間は変更できない。
  何回、生産計画変更処理を回せるか、計画固定期間をいかに短くできるか、
  ペーパーリードタイムいかに短縮できるかが生産管理のポイントになる。

 ■計画変更のサイクルを短く 月一回から週一回へ
   マトリックス最適化生産計画、MRP-Xシステムの稼動

 ■ペーパーリードタイムの短縮    システムのペーパーレス化、オンライン入力化

 ■現場改善 変化に即応できる生産体制の確立
  人間と機械の効果的な組合せ
  ロスゼロの追求

●コンピュータ在庫の精度99%以上。
  生産管理の基本条件、これができなければ前に進めない。
  オンライン在庫登録、入出庫在庫管理の責任者を明確にする。
  現場で入出庫入力する。 パーコード入力など
  責任者設定と2重帳簿の廃止をすればコンピュータ在庫の精度は上がる。

●技術情報システム
 新製品開発支援システム
 ニーズに合った商品を短期間で市場に出す方法。
  オンライ部品表作成システム
  色、形など出荷動向の迅速な把握


 マトリックス最適化生産計画とは
●マトリックス最適化生産計画とは
 私が勝手にネーミングしました。映画の「マトリックス」とも関係があるかも?(^_^)
 MOP(Matrix Optimization Production plan) エムオーピーと呼びます。

生産計画をマトリックス(行列)内で、出荷優先と負荷優先を加味して、生産ロット単位に少しずつ生産計画を割当てて行き、縦軸の車種台数、横軸の日産台数(旬別、週別可)に埋めて行き、最後に縦計、横計が全て埋まる計画立案システム。

 手作業で割り振るとなかなか縦計、横計が合わず苦労するが、コンピュータで少しずつ割当て二次元テーブル(マトリックス)でがんがん回せば次第に埋まっていく。(所要時間5分前後)
 自画自賛で、自分で言うのも何だが、世界初のユニークなシステム。
 手作業からくる発想では思いもつかない。コンピュータを熟手した発想から生まれました。

 月別から工場別、工場旬別と細分化して行き、横計(車種計)と縦計(日別計)がピッタリ収まるシステムです。
 日別、旬別、週別かは縦計の生産合計によって決まるので、縦計を変えることで自由に設定できる。

●マトリックス最適化生産計画で必要な入力データ
 1.翌月月別生産計画
 2.翌月販売予定(精度は問わない)
 3.当月末推定在庫
  計算式で算出できる 当月末推定在庫=現在数+当月生産計画−当月販売予定
 4.最小生産ロット
  一回で割当てる最小の生産ロット数。これは決め事。
 5.縦軸:生産計画計
  日別の時は日産生産能力、3日旬別は日産生産能力×3と自由に設定できる。

●生産管理のポイント
 翌月月別生産計画と翌月販売予定は上位システムの需要予測システムで作成する。
  需要予測と言っても、鉛筆をなめなめして作れば良い。
  予測は当たらないのが当然で、計画変更が多発する。
  計画変更の多発に対処するには、システムで気軽に生産計画変更処理を回せるようにシステムを組めば良い。
  当然、処理日から何日以上の計画固定期間は変更できない。
  何回、生産計画変更処理を回せるか、計画固定期間をいかに短くできるか、
  ペーパーリードタイムいかに短縮できるかが生産管理のポイントになる。

●マトリックス最適化生産計画のロジック
 月別をどのようにて日別にするかがこのロジックの目的となる。

 1.翌月月別生産計画 A-1000台とする
 2.翌月工場別生産計画作成 1A-500、2A-300、3A-200台
  入力データ
   縦:車種別A-1000台、横:工場別総計 1-10000、2-15000、3-12000
  コンピュータ処理(説明は次の旬別と同じ)
  出力データ
   1A-500、2A-300、3A-200が作成される。
 3.翌月旬別生産計画作成 1A-100台(3/1)、1A-140台(3/9)、1A-160台(3/19)、1A-100台(3/27)
  入力データ
   縦:車種別1A-500台、横:旬別総計 1旬(3/1)1350台、2旬(3/6)1350台、3旬(3/9)1350台、4旬(3/14)1350台、5旬(3/19)1350台、6旬(3/22)1350台、7旬(3/27)1350台、1旬(3/30)550台、
  コンピュータ処理
   a.制御キー:在庫制御率((当月末在庫+割当翌月生産計画+α)/翌月販売予定+α)正順+翌月販売予定・逆順+α
   b.車種別に制御キーを作成して、正順(小さい順)に並べる
   c.出荷優先処理:先頭の車種の生産ロット(20台)を横(その車種)縦(1旬)に割当てる
   d.負荷優先処理:車種と工程負荷部品表に基づいて工程に負荷(20台)を割当てる
   e.旬別計チェック:旬別計をオーバーしている時は次の旬にする
   f.負荷計チェック:負荷計をオーバーしている時は次の旬にする
   g.車種計チェック:車種計になったらこの車種は完了
   h.制御キーの今回割当翌月生産計画に(20台)を加算する。
   i.制御キーの並び替え 在庫制御率が増えた車種は後に行く
   j.c.出荷優先処理に戻り、車種が全て完了になるまで繰り返す。
   k.横計(車種計)と縦計(旬別計)が全て埋まり処理完了

  *負荷の均等処理など実際はもっと複雑でいろいろな処理があるが簡単にいうと上記になる。

  出力データ
   1A-100台(3/1)、1A-140台(3/9)、1A-160台(3/19)、1A-100台(3/27)が作成される。


 MRPシステムのポイント
●MRPとは、
MRPとは広義の意味では、生産管理、物流管理を含むシステムであり、 最近は製造や物流等の管理、および経理などの機能をMRPに追加し、統合したERP(Enterprise Resource Planning)が主流であるが、ここでは狭義の意味のMRP(資材所要量計画 Material Requirements Planning エムアールピー)を説明します。

●MRP処理方式
 MRP方式には再計画と正味計画(ネットチェンジ)があるが、コンピュータマシンの性能も上がっているので再計画の方がシステムはシンプルとなる。

●MRP稼動の前提条件
 1.コンピュータ在庫の精度。
  オンライン在庫登録、入出庫在庫管理の責任者を明確にする。
  現場で入出庫入力する。 パーコード入力など
  責任者設定と2重帳簿の廃止をすればコンピュータ在庫の精度は上がる。
  生産管理の基本条件、これができなければ前に進めない。

 2.部品表の精度。
  オンライン部品表作成システムを作成すれば問題はない。

 3.発注残、生産残の消し込み精度。
  注文NO通りに受入処理すれば、在庫の加算と注残の消し込みが行なわれる。
  計画外受け入れなど注文NOなしの受け入れを認めると精度が落ちる。
  この場合は計画外受け入れ品目でそこにぶら下がっている注残リストを出して購買担当者に削除をしてもらう。
  分割受け入れの時、そのまま受け入れ残にすると、注残が残るので分割でも消して新規登録が良い。
  
 4.所要量の消し込み精度。
  これはMRPネットチェンジ処理の時必要で、MRP再計画処理では不要。
  最近は処理時間が早いのでほとんどMRP再計画処理で充分。
  MRPネットチェンジ処理の時は、出庫データで所要量の消し込みを行うが、実際の出庫データではなくMRP再計画処理時の所要量明細で消し込む方が矛盾が少ない。

●MRP設定値
 タイムバケットは1日単位が良い。
 PSの不良率は設定しない 実所要量が不明確になる。
 所要量明細は親子の関係で持つ。

●独立需要品目と従属需要品目
 独立需要品目
  最終製品、サービスパーツ部品、移管出庫品。
  最終製品はマトリックス最適化生産計画システムで作成する。
 従属需要品目
  独立需要品目から展開された品目。
  MRPシステムで作成する。

●オーダー作成品目
 所要量は上位手配より作成されるが、自分自身で所要量を作る品目をオーダー作成品目という。
 上からではなく横から来た品目で、サービスパーツ部品、移管出庫品がこれにあたる。

●MRP起動トリガー
 再計画の場合
  最終生産計画の全て、内製品、購入品、支給品あり外注品の確定分がトリガーとなる。

 正味計画(ネットチェンジ)の場合
  生産計画変更(再計画と同じ)、設計変更、棚卸在庫増減となる。
  設計変更、棚卸在庫増減のMRP起動トリガーデータは品目のみで納期は処理日、数量は0でMRPは動く

●MRP集合展開とは
 展開方式は1段階正展開、1段階逆展開、多段階正展開、多段階逆展開、集合展開があるがMRPは集合展開を使う。
 集合展開の特徴は部品表のローレベルコードに従ってレベルバイレベルに最下位まで展開し、同じ部品が2レベルと5レベルで使用していたら、5レベルまで待って在庫引当を行う。

●MRP在庫引当
 在庫引当は2次元テーブルで縦軸:総所要量、発注算、引当後在庫、正味所要量、ロットまるめ後正味所要量 横軸:日別にもつ。

●MRP下位展開
 下位展開は正味所要量を展開してリードタイム、原単位を加味し下位品目の所要量となる。

●ローレベルコード
 部品表の多段階レベルを表し、複数レベルに同じ品目が使われている時は下位レベルとなる。
 ローレベルコードに従って展開、在庫引当が繰り返される。

●MRP出力リストは
  購買発注指示リスト:2D購入品
  内製品製造指示リスト:2C内製品、2B内製品
  移管指示リスト:2-1B内製品


 MRP-Xとは
●MRP-Xとは
 私が勝手にネーミングしました。(^_^)
 未知の可能性を意味した“X”を付加した日本式資材所要量計画です
 MRP-X(Material Requirements Planning X) エムアールピーエックスと呼びます。
 MRPが誕生して20数年、コンピュータ能力は格段に進歩しました。MRP再計画が8時間かかった時代から、数分で終わる時代になり、早い、簡単、お手軽の牛丼屋のようなMRPが可能になりました。
 この世の中は理論が先走り、ハードが追いつかず完全に普及しなかった名前が数多くあります。
 MIS(Management Information System)「経営情報システム」もまたしかり、バッチ処理全盛の時代に生まれたこの言葉は、当時はミステイクのミスと言われました。1人1台パソコン利用の今日なら利用されたかも知れません。
 MRPも同じことが言えます、コンピューターの処理能力、ハードディスク、メモリーの容量増大の今日、MRPも環境が整い、21世紀のMillennium(新世紀)の今日、今またMRPが見直されています。

●MRP-Xの改良点
 一口に言えば、アメリカ生まれのMRPを日本式に改良しました。

●処理時間は5分以下。
 一昔前は処理時間が8時間かかったMRPだが、MRP-Xは5分以下。
 その秘密は内部メモリーで高速ロジックを活用してガンガン展開して回す。
 パソコンメモリーが1GM以上の今日のなせる技。
 
●この予定手配の最終生産計画を知りたい。
 手配と最終計画の紐付け
 親部品は所要量明細でわかるが、最終生産計画はレベルバイレベルで予定手配がまとまってしまうので最終生産計画がわからない。
 再計画処理と同時に別処理で多段階正展開を行い、最終親子明細DB作成し、予定オーダと関連付けしてオンライン照会で簡単に見れる。
 最終親子明細DBは
  最終品目情報、上位品目情報、自分品目情報のデータを持つ
  品目情報は品目コード、納期、所要量、原単位、リードタイム、ローレベルなどを最終、上位、自分とそれぞれに持ちます。

●複数工場対応、移管指示リストがほしい。
  狭い日本なので物流も部品表に持って複数工場対応型にしました。
  部品表の持ち方は

  1東京−A完成品
  1東京−B移管入庫品
  2横浜−B内製品、移管出庫品
  2横浜−C内製品
  2横浜−D購入品
  と持ち、
  1東京−B内製品の出庫工場と入庫工場を逆転させて表示すると移管出庫品になります。

**管理人の自慢話**
当初、富士通のSEさんは複数工場には対応できませんと言いましたが
管理人が部品表の持ち方を考えて、複数工場に対応できるようになりました。

1.工場コード+品番
 品番に工場コードを付与しました
 2横浜−D購入品
 ここまでは誰でも考えられますね!!

2. 1東京−B移管入庫品の部品表がミソです。

最初の部品表の持ち方
  1東京−A完成品
  2横浜−B内製品
  2横浜−C内製品
  2横浜−D購入品
  これだと工場別の移管入庫品、移管出庫品が分かりません。

そこで管理人が、1東京−B移管入庫品を思いつきました
  1東京−A完成品
  1東京−B移管入庫品
  2横浜−B内製品、移管出庫品
  2横浜−C内製品
  2横浜−D購入品
  これで、1東京−B移管入庫品の在庫が引き当たり、
  また、工場別の移管入庫品、移管出庫品が分かるようになりました。
管理人の自慢話をチョットしてしまいました。

●独立需要品目も購入手配、内製手配と同じDBで管理したい。
 移管出庫手配品、サービスパーツ手配品の設定方法は
 通常の手配品で持つと引き当てられてしまうので、移管出庫手配品、サービスパーツ手配品は以下の処理とする。
 オーダー作成区分:0
  通常の手配部品(上位の手配で所要量を算出して在庫引当する)
  移管入庫手配品は通常の手配部品と同じ動き。
 オーダー作成区分:1
  移管出庫手配品、サービスパーツ手配品が対象
  同じ手配数で自分の所要量を作成する。
  MRPロジックの在庫引当は行わない。
  例題として、
   A品目のサービスパーツ手配品が10個で、A品目の在庫が0、所要量が0の時は、
    A品目の所要量が10個、A品目のサービスパーツ購入手配が10個出来る。
  すなわち、A品目はパーツ出庫手配と購入手配の2つの手配がある事になる。

●季節変動安全在庫を持ちたい。
 時期によって備蓄期間、出荷期間があるので安全在庫を持ちたい時は、所要量で持ちます。又は安全在庫計画でも良い(消し込み方法要検討)
 ロットまるめで発生する余剰発注も吸収される。

●在庫消化、同調切替をMRPに反映したい。
 在庫消化後切替部品の場合は
 部品がC-->Dに切り替わる時は
  C部品の在庫数100から、Cの所要量+100、Dの所要量-100を作成する
  D部品の所要量300の時は300-100=200がD部品の所要量となる。

 同調切替EFGも同じような考え方で行う。

●最終生産計画を繰上げた時、繰上げ分で予定手配が発生してしまう。
 発注残の納期繰上げしたいのに、予定手配が出てしまう時は、
 半月先の発注残の納期は処理日にして引当て、不要な発注指示を出さない
 発注残の納期繰り上げは別途発注管理で指示する。

●ロットまとめ分過剰在庫になる
 在庫引当をロットまとめ後にして、ロットまとめ過剰分も在庫計算に入れる。
 結果的にロットまとめ分過剰在庫は最後の予定手配のみとなる。

●MRP集合展開方式にこだわるな
 MRP集合展開方式のメリットは多レベルに同一部品があっても問題なく処理される事だが、
 部品表にローレベルコードを設定する必要があり、部品表システムが複雑になる。
 多段階正展開の方がシステムはシンプルになる。


 販売管理システムのポイント

販売管理システム Sales
販売トータルコスト削減と顧客サービスの向上
 顧客の要求する品質のロットを選び出すのに苦労はありませんか
 グレートだけで出荷指示ができませんか
 営業との連絡は円滑ですか
 ロット指定の指示が多くて
 顧客ニーズ多様化への迅速かつ効率的対応

物流管理システム
効果的販売物流システム構築のための業務見直し
 新体制への調和のとれた対応
 人間と機械の効果的な組合せ
 顧客ニーズ多様化への対応

 顧客管理システム
 CTIシステム   顧客のパターンにもよるがヒット率は3割ぐらいでヒット率は少ない。
  実際に行ったがあまりヒットしなかった。

営業事務管理システム
 営業事務部門の業務合理化推進


 原価管理システムのポイント

原価情報管理システム
原価情報統合管理によるコスト削減
 顧客の要求する品質のロットを選び出すのに苦労はありませんか
 グレートだけで出荷指示ができませんか
 営業との連絡は円滑ですか
 ロット指定の指示が多くて



 人事管理システムのポイント

人事業務のあるべき姿を考える
 みんなが納得するやる気の出る人事評価システムの構築
 但し、昇進の評価は立派な人事評価システムを作っても、実際は上司の力量、押しで決まる場合が多い。


 
■ 工場現場改善のポイント


 現場改善のポイント

●「目で見る管理」

 カバーをアクリル化する
 フィルター汚れマーク  マークが見えなくなったら交換
 モーターの異常温度 温度計シールをはる
 圧力計に通常位置を表示する 異常がわかる
 ファンの前にテープ     止まっているとわかる
 非常停止ボタンに黄色と赤のマーキング   目立つようにしている
 ベルトカバーにスペアの品番、サイズがはってある   間違えないようにしている
 通路とラインを別の色でわける

●活動板

 活動板をツリー状にして活動内容を明確にする
 改善前の写真、改善後の写真
 写真に矢印、マーク、説明
 操作盤の近くに標準ショットスピードの表示
 感想も表示  苦労したこと、大発見、良かったこと

●作業方法、スキルアップ

 ワンポイントレッスンを表示
 ビデオで表示
 モーター、ベルト、ラインの設備や部品の台帳がしっかりしている

●機械化

 幅測定  レーザーポインターで測定

●ルール化

 守れるルールを全員で協議して作る。

●責任の所在をはっきりする
 在庫の精度アップのためには、払出担当者を明確にする。
 機械の管理 


 
■ システム設計書


 システム設計の帳票
●業務概要図(Word)
●業務処理階層図(Word)
●業務処理一覧(Word)
●処理フロー(Word)
●プロセスエンティティマトリックス(Excel)
●入力帳票一覧(Excel)
●出力帳票一覧(Excel)
●帳票レイアウト(Excel)
●出力帳票作成仕様書(Word)
●出力帳票項目説明書(Excel)
●画面一覧(Excel)
●画面レイアウト(Word)
●画面項目説明(Excel)
●画面遷移図(全体)(詳細)
●テーブル一覧(Excel)
●テーブル仕様書(Excel)
●プログラム一覧(Excel)
●プログラム構造図(Excel)
●プログラム仕様書(Word)
●ファイル一覧(Excel)
●ファイル仕様(Excel)
●システムインターフェース一覧(Excel)
●システムインターフェース仕様(Excel)
●業務日程表(Excel)
●業務運用計画表(Excel)
●用語設計書(Excel)
●外部インターフェース一覧(Excel)
●外部インターフェース仕様(Excel)
●共通部品一覧(Excel)
●共通部品インタフェース仕様(Excel)
●操作マニアル(Word)

上記は大規模システム開発用なので、規模によって省略してもよい。



 ワードにパソコン画像を貼り付ける
●画面のハードコピーするには、【PrintScreen】と「ペイント」が簡単。

 【PrintScreen】を押す(画面がクリップボードに保存される。)
 「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「ペイント」→『編集』→「貼り付け」でコピーされる。
  印刷する場合は、『ファイル』→「印刷」
  保存する場合は、『ファイル』→「名前を付けて保存」

*【PrintScreen】+【Alt】は一番上のウインドウのみ対象になる。



 帳票をスキャナーで読込んで仕様書ワードに画像を貼り付ける

●コピー機読込(RICOH MPC2500の例)

a.用紙セット
横 A4を横にセット
縦 A4を縦にセット

b.[スキャナー]ボタン押す

c.「読み取り条件」→「解像度」→「400dpi」→「OK」

d.「ファイル名/形式」→「TIFF/JPEG」→「OK」

e.「送信者名」(事前に登録する)押す

f.「スタート」

g.指定したメールアドレスに画像が送信される

h.メールを受信して添付ファイルの画像を保存する


●Wordに画像を貼り付ける

a.Wordにテキスト枠を作成する。
画像を張り付けたい大きさに作成する
「挿入」「テキスト」「テキストボックス」「横書きテキストボックスの描画」

b.ペイントの立上
・「ファイル」→「開く」→「ファイル名指定」→「開く」
・大きい時はサイズを小さくする
・「変形」「伸縮と傾き」
・水平方向:50%
・垂直方向:50%
・0K

e.範囲選択 

f.コピー

g.Wordのテキスト枠をクリック 「貼り付け」

●画像の上に説明用番号を付ける

テキスト枠を作成する。
「挿入」「テキスト」「テキストボックス」「横書きテキストボックスの描画」
縦の場合、番号と図形がだんだんずれてくるので、別のテキスト枠を作成して調整する。



 
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